Acrobat SUV スタビライザー

Acrobat SUV スタビライザー
オフポンプ冠動脈バイパス術中の標的血管を、固定するためのデバイスです。
概要
Acrobat SUV スタビライザーは、オフポンプ冠動脈バイパス術中に冠動脈の吻合部を固定するためのデバイスです。
Acrobat ファミリーのこの製品は、適切な固定と操作性を備え、ほぼすべての成人向け胸骨切開用開創器に適合するマウントと、優れた操作性と展開のための3-D スイベル機構を備えています。Acrobat SUV スタビライザーは、吻合部の視認性を高め、適切な固定を可能にします。
このスタビライザーは、FlexLink™ 機構による固定力の高いアームを備え、「toes-up」機構の革新的な3 スロットソケット、心臓のどの部位にもフィットするように設計されたマリアブル真空ポッドを特徴としています。
Acrobat® オフポンプシステムの特徴
Acrobat オフポンプシステムは、さまざまな手術で高い固定力と操作性、視認性を備えています。
安定性
優れた固定:マリアブルのフットは適切な固定と優れた標的血管の展開を可能にします。
操作性
ロープロファイルのアームは、高い強度を有しており、革新的なFlexLink™ 機構は、操作性を高めるインターロックリンクを備えています。
視認性
3スロットソケットデザインは、視認性をより高めるため、「toes-up」の位置にある困難な血管へのアクセスを容易にします。
臨床
オフポンプ冠動脈バイパス術
オフポンプ冠動脈バイパス術 (OPCAB) は、冠動脈の局所的な固定を行い、心臓が拍動している状態で外科医が手術することを可能とします。
一方、従来の冠動脈バイパス術では、バイパス術中に患者の心臓を停止させ、人工心肺を使用します。
オンポンプ手術と比較したオフポンプ冠動脈バイパス術 の潜在的な利点は、以下が挙げられます。: [1]
- 術後心房細動発生率の低下 (Afib)
- 認知および神経学的影響 (脳卒中など) が少ない
- 術後呼吸器不全の発生率が低い
- 回復率の向上
- 入院期間の短縮
- 創部合併症の減少
- 輸血回数の減少
ダウンロード
関連する製品
Acrobat-i スタビライザー
Helps surgeons gain better access and control for hard-to-reach vessels during CABG surgery.
参考文献
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Puskas J, Martin J, Cheng D, et al. ISMICS Consensus Conference and Statements of Randomized Controlled Trials of Off-Pump versus Conventional Coronary Artery Bypass Surgery. Innovations. 2015;10:219-229.