Maquet Otesus 手術台システム
Maquet Otesus 手術台システム
患者の安全性とワークフローを向上させるシステム
Otesus は20年以上の間手術室でお客様の信頼を頂いてきた Alphamaquet 1150 手術台システムの最新後継機種です。
現代の手術室における様々な外科分野に必要とされる多目的性、安全性および柔軟性を満たすために新しく開発された手術台です。
概要
Otesus で可能性を広げる
Otesusには、医療現場のニーズを元に開発された多くの特長的な機能を有し、Alphamaquet の信頼ある機能を継承。ユーザーフレンドリーなインタフェースにより、導入後はスムーズなご利用を約束します。

柔軟なソリューション
モジュラー手術台システムは、コラム、ハンドコントロール、ユーザーフレンドリーなトランスポーター、多様なテーブルトップとアクセサリーを備えています。
手術スタッフは、モジュールを交換することで、様々な手術体位を患者に合わせて準備することができます。

Alphamaquet を利用されているご施設へ
現在、病院ではコストも重要な課題です。手術台システム全体を交換することは、必ずしも良い選択肢では無いかもしれません。
Otesus と Alphamaquet の互換性により、既存のテーブルトップを活用して Otesus のコラムを用いることができます。つまり予算に合わせて、更新計画を進めることができます。

柔軟なペイシェントポジショニングへの対応
Otesus コラムは、異なる手術のニーズを満たすために多くのソリューションを提供します。
4つのコラムから選択することで、手術室では独自のニーズに最も適したテーブルソリューションを提供できます。

Otesus テーブルトップ
信頼できる品質と新しい機能を提供

Otesus 1160.30 テーブルトップ
3 組のモーターを備えたユニバーサルテーブルトップです。

Otesus 1160.10 テーブルトップ
2 組のモーターを備えたユニバーサルテーブルトップです。

スマートコントロール
新しいスマートリモートコントロールで、効率的なテーブルトップの操作が可能です。
手術室の効率を最大に活かす
手術室の効率改善は病院の収益に直結します。Otesus 手術台システムを使用することで、ワークフローを最適化し、手術室の効率を最大限に高めることができます。





患者の導入からワークフローをサポートする
Easy Click インターフェイスによって、セットアップ時間を短縮できます。このインタフェースをクリックするだけで、各手術の仕様に合わせてテーブルトップを構成できます。
ブラケットインターフェイスを使用すると、テーブルコンポーネントを簡単に設定できます。テーブルトップをすばやくシンプルに構成した後、患者は再配置されずに手術全体を通してテーブルトップに留まることができます。
スタッフの労力を低減し患者をサポートする
Otesus トランスポーターは、スタッフの労力を低減しながら患者を搬送します。Otesus コラムとテーブルトップの脱着を容易にして、手術室でのワークフローを合理化します。
汎用性の高いモーター駆動の Ergo Driveトランスポーターは、安全で効率的なユーザーフレンドリーなソリューションで、患者搬送の労力を低減します。
指先でのすべての操作
コラムとの双方向通信は、現在のテーブル構成に関するリアルタイム情報を提供します。スマートコントロールは、テーブル設定情報を継続的に受信し、自動的にディスプレイに表示します。
これにより、時間の節約、安全性の向上、ドキュメンテーション作業の削減が実現します。
院内感染を減らすために衛生的な構造を提供
病院感染を最小限に抑えるためには、常に清潔な状態を保つことが必要です。Otesus は滑らかな表面構造を有しベルクロテープを用いない特殊なクッション構造となっています。
さらに衛生的なソリューションとして、洗浄機で洗えるアクセサリー、トランスポーター、テーブルトップを提供します。

Maque Otesus カーボンファイバー製プレート
術中イメージングは手術部位へのアクセスを最適化して、治療効果を改善します。しかし、正確な視覚化をサポートするため特別なアクセサリーを必要とします。
そのために Maquet は、骨盤、心血管、整形外科、および外傷治療に有効な放射線を透過するカーボンファイバープレート(CF)を開発しました。
CFプレートには、最大 1,200 mm の X 線撮影領域で手術室の性能を拡大する多目的に利用できる、C アームを任意の方向に配置してイメージングエリアを確保することができます。

患者の安全を保つ
手術台は患者の安全にとって、重要な役割を果たします。内視鏡手術などを行う際に、効果的な圧力配分から重力を用いたポジショニングまでを考慮した適切な手術台の構成は、術後の経過を改善し、回復を遅らせる合併症を防ぎます。
トレンデレンブルグ / チルトの組み合わせ
Otesus は十分なトレンデレンブルグ / チルトの提供が可能です。腹腔鏡下大腸手術などを行う際に、重力を用いたポジショニングで臓器を自然に退かせることができます。この高い性能は、より良い結果とより早い回復を実現し、より多目的に活用できます。
正確な制御機能による手術台動作
正確な手術台動作は、術中の手術台動作でも患者を安全に保ち、手術精度の向上に寄与します。
スマートコントロールでは、テーブルの設定(ノーマルとリバース)の誤認識を防ぐことができます。
ノーマルとリバースの位置決めを識別し、必要な手術台の動作を自動的に適応させます。
衝突防止機能
衝突の危険性は、動作をする度に存在します。トランスポンダーは衝突を防ぎ、装置と患者を保護します。
Otesus はトランスポンダーを認識し、テーブルトップがリバースモードになっていても、アクセサリやコラムが床と衝突する場合などに警告音を出して知らせます。
患者の呼吸に配慮
患者の上体を起こした状態を保ちながら搬送できるため、呼吸を確保しやすくなります。Otesus Table Tops では、搬送や回復の途中にある患者様が、より快適な直立姿勢をとることができます。
幅広いイメージングエリア
現代の手術には術中イメージングは必要な場面も多くあり、ユーザーフレンドリーで放射線透過性のあるテーブルが必要です。
より可動領域が大きくなったスライドおよびカーボンファイバアクセサリーにより、Otesus は必要な診断画像を取得できます。
快適で衛生的なパッド
Integral Protective Comfortable (IPC) クッションは、Soft Foam Core (SFC) クッションに匹敵する圧力分散性能を有します。
ベルクロテープを用いない衛生的なパッドは防水性があり、洗浄機を用いて機械的に汚染除去することができます。

手術スタッフの労働環境向上

低い位置で快適な作業
高低差のある Otesus の上下動範囲は外科医の疲労を軽減し、脊椎手術や腎臓手術のような低位置を必要とする手術でのアクセスを改善することができます。

高い位置で快適な作業
高い位置の手術台設定は、大腿骨骨折修復のような整形外科処置におけるアクセスを改善します。

人間工学的な作業環境
Otesus テーブルトップのサイドレールは、人間工学的な作業環境に貢献します。